——チームを導く「影響力」を学ぶ——
12月より、株式会社プラスディーでは全3回にわたる管理職研修がスタートしました。
第1回目となる今回は、オリエンテーションを含め、研修全体の目的共有と「リーダーシップの理解と実践」について学びました。
「管理者とは何をすべき人なのか」
「職場をより良くするために、自分はどう行動すべきか」
そんな問いに正面から向き合う、非常に実りのある時間となりました。
1研修の概要
今回はさくらの樹グループのクリニックの管理者もともに参加。
管理職研修は、現場を支えるリーダーとしての意識と行動力を高めることを目的に、全3回構成で実施されます。
📘今後の研修スケジュール
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第1回(12月):リーダーシップの理解と実践
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第2回(1月):部下育成とフォローアップ
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第3回(2月):?????
初回の研修テーマは「リーダーシップ」。
管理者としての心得や役割、そしてチームを動かす力=影響力について、
講義・グループディスカッション・ケーススタディを通して深めました。
2研修の目的
今回の研修には、大きく3つの目的があります。
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管理職の役割と解決すべき課題を明確化すること
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リーダーシップの理論と実践方法を理解すること
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部下育成・職場づくり・コミュニケーション力の基礎を学ぶこと
そして最終的な目標は、
「職場や人を巻き込みながら、前向きに変化を生み出せる管理者になる」 こと。
知識だけでなく、「どう行動するか」に重きを置いた実践型の研修です。
3管理職の心得と役割
講義の冒頭では、まず管理職の役割とは何かについて整理しました。
管理職とは、
「現場を動かし、チームを導き、組織を成長させる存在」。
業務を“こなす”のではなく、
仕事を“まわす”“育てる”“つなげる”ことが求められます。
🌸「仕事をまわすこと」「仕事を育てること」「職場づくりは関係づくりから」
——この3つが、管理者として意識すべき基本姿勢です。
また、理念や目標を現場にどう落とし込むかも重要なテーマでした。

4リーダーシップの基本とは
今回の中心テーマは「リーダーシップ」。
講義ではまず、リーダーシップの定義について共有がありました。
リーダーシップとは、影響力を駆使して人や集団を導くこと。
管理者としてチームをまとめる上で、「指示」や「権限」だけではなく、
相手に“納得して動いてもらう力”=影響力が必要です。
5自己分析とケーススタディ
研修では、自分自身のリーダーシップを振り返る時間も設けられました。
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現在、自分はどんなリーダーシップを発揮しているか?
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部下や周囲との信頼関係はどう築けているか?
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自分が影響力を発揮できている場面、できていない場面は?
ワークシートを用いて自己分析を行い、
普段意識していなかった“自分のスタイル”を見つめ直す機会になりました。
また、ケーススタディでは、
「メンバーが動かない」「なんとなくうまくいかない」などの場面を想定し、
それぞれの立場でどんなことをスタッフが考えているのか、なぜそれが起こってしまうのか、どんな行動をとるべきかを議論。
「つい正解を出そうとしてしまう」
「でも、本当は相手の意見を引き出すことが大事」
そんな気づきが多くありました。
66つのリーダーシップ・スタイル
研修の中では、リーダーシップの多様なスタイルについても学びました。
「こうすべき」という正解はなく、状況に応じて最適なスタイルを使い分けることが大切です。
代表的な6つのスタイルの例:
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ビジョン型(方向性が明確)
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コーチ型(育てることを重視)
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関係重視型(空気を読む)
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民主型(意見を聞きながら進める)
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ペースセッター型(基準が高い)
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強制型(指示とすぐ行動)
🌷「リーダーシップに“正解”はない。
大切なのは、チームと目的に合ったスタイルを選ぶこと。」
そんな言葉が印象的でした。
7影響力を高めるために
「良いリーダー」とは、“人を動かす人”ではなく、
“人が動きたくなる環境をつくる人”。
影響力を高めるためには、
日々のコミュニケーション・信頼関係・姿勢の積み重ねが不可欠です。

8受講後の声
参加者からは、こんな感想が寄せられました。
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「自分が“管理”ばかり意識していて、“会社の方向性”など後回しにしていたことや仕事の価値の置き方を意識するようになった」
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「リーダーシップには型があることを知り、安心した」
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「他の事業所の管理者と意見を交わせて刺激になった」
それぞれが、自身のマネジメントスタイルを見直し、
明日からの現場での行動につなげようという意欲が感じられました。
9次回に向けて
次回(第2回)は、「部下育成とフォロワーシップ」がテーマです。
職場での関係づくりや、部下育成のための具体的なスキルを学びます。
第1回で学んだ「自分を知る」「影響力を理解する」から、
次は「チームを動かす」段階へ。
管理職としての成長がさらに深まることを期待しています。
今回は他の地域の管理者も参加されていて、なかなか交流がない方との話も刺激になったようです。
よりグループ内の連携を深める会にもなりました。
