訪問介護、訪問看護などそもそも介護保険の対象になる方が利用されることが多いです。
ですが、そもそも介護保険ってどういう方が対象になるか知っていますか?
今回はそんなことをお話していきたいと思います!
1介護保険って何でしょう?
今回は、介護保険とは何だ?という話をしていきますね!
大きく分けて
〇何の為の制度?
〇受給対象の方ってどんな方?
〇保険料の徴収方法は?
〇介護度って何?
〇受給する人は何ができるの?
に分けて説明していきます。
〇何の為の制度?
介護保険とは、そもそも2000年に施行された制度で、運用されてから25年程度しか経っていないんです。
そのころから、ご高齢の方の増加傾向に加え、核家族化による単身で暮らす方が増加していたのが背景にあります。
単身で暮らすご高齢で体の自由が利かない方に対して、介護する家族の負担が大きく、とても介護を続けることができないという問題がありました。
そこで、家族に頼るだけではなく、単身でもご高齢の方が自立して生活できるようにと制定されたのが、介護保険でした。
〇受給対象の方の条件は2つ
1.第一号被保険者(65歳以上の要介護者)
2.第二号被保険者(40~64歳の医療保険加入者で特定疾患の方)
1については65歳以上であれば、受給が可能です。
2は、16種類の特定の疾患を患っていて、要支援・介護状態である方に限定して介護保険を利用することができます。
〇保険料の徴収方法は?
第1被保険者か、第2被保険者かで異なります。
・第1被保険者の場合
市町村と特別区が徴収しており、原則としては、年金からの天引きになります。65歳以上になった月から徴収が開始されます。
・第2被保険者の場合
40歳になった月から徴収が開始されます。医療保険料と一体的に徴収されます。健康保険加入者は、原則として事業主が1/2を負担しています。65歳になると、自動的に第1被保険者に切り替わります。
〇介護度って?
介護認定を受けると介護が必要な度合いによって、要支援1,2と要介護1~5の度合いに割り振られます。要支援1が一番軽く、要介護5が一番介護の必要度が高いという判断です。
この度合いによって、介護点数という、サービスを受けられる上限の点数が提示されて、その中で介護サービスを組み立てることになります。
〇受給している方は何ができるの?
受給している方は、介護認定のレベルによって点数の制限はありますが、自己負担額1~3割の間で介護サービスを受けることができます。たとえば、訪問介護・看護などの訪問サービス、デイサービスなどの通所サービス、介護老人保健施設といった入所系サービスなどを受けることができます。
以上が介護保険制度です。
年齢を重ねると体の自由や体調を徐々に崩しはじめ、簡単な生活も徐々に難しくなります。家族が遠く離れて暮らしている方でも、自分らしい生活ができるように支えてくれる制度です。