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2025.05.23
介護の雑学

【訪問看護の急変時対応】現場で慌てないために大切な備えとは?

こんにちは。
今回は、訪問看護で働くうえで避けては通れない「急変対応」についてお話します。

訪問先は病院と違い、医師や他職種がすぐそばにいる環境ではありません。
だからこそ、訪問看護師には判断力と冷静な対応力が求められます。

とはいえ、慣れていないと焦ってしまうもの。
そこで今回は、当ステーションで実際に使用している急変時の基本対応を簡単にご紹介します。

1🔍 よくある急変ケース

訪問看護で働いていると必ずあるのが、利用者さんの急変。

これは通常訪問なこともありますが、利用者さんの体調の急変があった際は本人や家族、他の事業所の訪問スタッフ等から電話で連絡があり対応、緊急訪問として出向くこともあります。

そんな中で、訪問時に出くわす可能性がある例としては以下のことがあります。

  • 意識消失・応答なし

  • 呼吸困難・SpO2の急低下

  • 発熱・感染症と症状の急激な悪化

  • 心拍数・血圧の異常な変動

  • 出血、転倒、けいれんなど

昨日の訪問時には元気に過ごされていても、次の日に急に体調が悪化することはままあることです。

2📝 急変時の対応フロー(基本)

訪問時の症状の増悪、急変時には次のように対応します。

  • ご利用者の状態確認・評価

    • 呼吸・脈拍・意識の有無

    • バイタル測定(SpO2、血圧、体温など)

  • 応急処置・安全確保

    • 安楽な体位に整える

    • 必要に応じて吸引や酸素投与

この時点で、バイタルサインや症状が落ち着くようであれば、様子観察します。

状態の確認や処置で迷った際には、管理者やほかの看護師に相談しその場でできる対応をします。

それでも、状態の悪化した状態が続くようであれば、

  • 主治医またはオンコール対応

    • 事前に決められた連絡体制に沿って対応

    • 記録を簡潔に整理し、要点を報告

  • 救急搬送の判断

    • 主治医の指示または家族との相談により判断

    • 救急車を手配、到着までバイタルと意識の観察継続

  • 訪問看護ステーションへの報告・記録

    • 上司や担当者へ速やかに連絡

    • 電子カルテまたは記録用紙へ詳細記載

緊急時の対応は大まかには以上のようになります。

1人での対応のように思いますが、迷った際には電話での相談やそれでも対応が難しいと感じた際には共に対応することも可能です。

それまでの状態は記録にしっかりと残っていますし、他の看護師も普段から状態を観察していますので、ともに対応することができます。

3💬 最後に

訪問看護は一見、孤独な仕事に思えるかもしれませんが、実際はチームでご利用者さんを支えるお仕事です。

どんなときでも落ち着いて対応できるよう、日頃の準備と連携体制を大切にしています。

安心して働ける環境があるからこそ、急変にも向き合える。

私たちはそんな現場を目指しています🌸

 

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