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2025.03.12
介護の雑学

訪問看護 精神科訪問

訪問看護では、精神科を受診されている方に対して自宅への訪問が可能なのはご存じでしょうか?
実は少し条件があるのですが...今回はそのお話を詳しくさせていただければと思います。

1精神科の訪問看護とは?

訪問看護ステーションでは、精神科の診断を受けた方にも訪問看護を行うことができます。

訪問看護ステーションがい精神科疾患の利用者さんに対して、医療保険を利用して訪問看護を行えるようになったのは平成3年からのことらしいです。

2対象・条件

対象の方は、認知症以外の精神科の診断を受けていること。

年齢制限はありません。ある一定の年齢に達すると介護保険に切り替わる可能性があります。

条件としては、主治医から訪問看護が必要だと判断され、精神科訪問看護指示書をもらっていることが条件になります。

3訪問内容

訪問は、最大に3回まで。

保健師、看護師、もしくは作業療法士の訪問が可能です。

1)日常生活の維持/生活技能の獲得・拡大
食生活・活動・整容・安全確保、等のモニタリングおよび技能の維持向上のためのケア
2) 対人関係の維持・構築
コミュニケーション能力の維持向上の援助、他者との関係性への援助
3) 家族関係の調整
家族に対する援助、家族との関係性に関する援助
4) 精神症状の悪化や増悪を防ぐ
症状のモニタリング、症状安定・改善のためのケア、服薬・通院継続のための関わり
5) 身体症状の発症や進行を防ぐ
身体症状のモニタリング、生活習慣に関する助言・指導、自己管理能力を高める援助
6) ケアの連携
施設内外の関連職種との連携・ネットワーキング
7) 社会資源の活用
社会資源に関する情報提供、利用のための援助
8) 対象者のエンパワーメント
自己効力感を高める、コントロール感を高める、肯定的フィードバック

が主な介入内容です。

精神科の方によっては服薬コントロールが難しいだけでなく、症状の変動によっては自宅での生活が難しくなる方もいらっしゃいます。看護師や療法士の視点から生活をコントロールし、症状の維持・改善していくことがとても重要になります。

4まとめ

厚生労働省の研究資料によると、在宅医療を取り入れてから、精神科疾患の方の入院や医療費の減少を見込むことができているとの結果も見受けられます。

在宅医療は、身体障害のあるかただけでなく、精神疾患のある方に対してもとても重要な役割を持っていることがわかりますね。

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