こんにちは!さくらの樹グループ 株式会社プラスディーです。
訪問看護師として働くうえで欠かせないのが、日々の訪問に持っていく「鞄の中身」です。病院や施設と異なり、訪問看護では限られた時間・限られた環境で利用者さんのケアを行うため、必要な物品をしっかりと準備しておくことがとても重要です。
今回は、訪問看護師の必須アイテムを一覧化し、さらに現場で役立つ便利グッズもご紹介します。訪問看護に興味がある方や、これから働いてみたいと考えている方に、実際の仕事イメージを持っていただける内容になっています。
1基本の必須アイテム
1. iPadやタブレット端末
電子カルテの導入が進んでいる事業所では、タブレット端末が欠かせません。訪問先で利用者さんの状態を入力したり、外傷があれば写真で記録をとったり、ケアの記録をリアルタイムで共有したりできます。ICTの活用によって、記録時間が短縮され、利用者さんと向き合う時間が増えるというメリットもあります。
2. 筆記用具と記録用紙
利用者さんの状態によっては申し送りノートを記載する場面もあり、ボールペンやシャープペンシル、メモ帳は常に携帯します。
急な申し送りや家族からの要望を聞いた際にも、すぐにメモできるのでまだまだ必要ですね。
3. バイタルセット
訪問看護師の必需品といえば、バイタルサイン測定に必要な機器です。
- 体温計(平常時から体温を測っておきます)
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血圧計(自動・手動、どちらもあります)
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聴診器(心音・呼吸音の確認に必須)
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パルスオキシメーター(SpO₂の測定)
利用者さんの健康状態を把握するうえで欠かせないセットです。
4. 感染対策グッズ
訪問看護では感染予防が徹底されています。
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予備のマスク
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ゴム手袋やビニール手袋
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ビニールエプロン
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アルコール消毒液
特に新型コロナウイルスやインフルエンザ流行時には、感染防御の徹底が欠かせません。
5. 水筒や水分補給グッズ
外回りが多い訪問看護では、熱中症対策も大切です。特に夏場は自転車や徒歩での移動が多いため、水筒やペットボトル飲料を必ず持ち歩きます。
6. 気候対応グッズ
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夏場:日傘、帽子、冷却タオル
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冬場:カイロ、防寒着、手袋
訪問エリアが広範囲になる場合もあるため、天候や気温に合わせた対策は欠かせません。
2看護師が扱う処置用具
訪問看護師は処置を行う場面も多いため、処置に必要な物品も携帯しています。
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点滴セット、輸液関連物品
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褥瘡処置に必要なガーゼなど
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導尿カテーテルやバルーン管理のための物品
利用者さんごとに必要な処置が異なるため、訪問前に必ず物品を確認し、不足がないように準備するのが基本です。
3リハビリスタッフが持参するアイテム
訪問リハビリを行う理学療法士や作業療法士も、必要なグッズを持参します。
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セラバンドやストレッチチューブ
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歩行訓練用の簡易グッズ
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バランスボール(小型のもの)
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日常生活動作の練習で使う教材
利用者さんの生活環境に合わせたリハビリができるのは、訪問リハならではの強みです。
4あると便利!おすすめグッズ
必須ではないけれど、持っていると現場で役立つ便利アイテムをご紹介します。
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モバイルバッテリー:タブレットやスマホを使用しますが、たまに充電し忘れた!なんてこともありますので、あると安心です。
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携帯用懐中電灯:暗い場所での観察や夜間訪問時に重宝します。
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小分けポーチ:感染対策グッズや処置道具をカテゴリーごとに整理可能。
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折り畳みレインコート:突然の雨に備えて、自転車移動時に便利。
5訪問看護の「カバンの中身」が教えてくれること
鞄の中には、訪問看護師が利用者さんの健康と生活を守るための工夫が詰まっています。準備を徹底することで「現場で焦らない」「利用者さんに安心していただける」という大きなメリットがあります。
また、物品の準備や管理は慣れてくると自分流のスタイルができ、仕事の効率も向上します。訪問看護を目指している方は、自分に合った便利グッズを少しずつ揃えていくとよいでしょう。
6まとめ
訪問看護師の必須持ち物は、利用者さんの安心・安全を支えるための大切なツールです。ICT化や便利グッズの活用により、より効率的に、より正確にケアを提供できるようになっています。
これから訪問看護に挑戦しようと考えている方にとって、今回のチェックリストが少しでも役立てば幸いです。
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