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2025.01.22
介護の雑学

サテライトってなに?

昨日、訪問看護ステーションさくらの樹サテライト日本橋の話をさせてもらいました。
その時に平野の事業所のサテライトだとお伝えしました。サテライトってなに?ってことで、本日はそのお話をさせてください。

1サテライト事業所ってなに?

このお話に関しては、
 
〇訪問看護ステーションが事業所には条件がある
〇サテライトって何?
〇サテライトって何のためにあるの?
〇事業所として必要なことは?
 
の4つに分けてお話させてもらいます。
〇訪問看護ステーションの事業所には条件がある
実は、訪問看護ステーションは事業所として成り立つための条件があります。
人員、建物の基準等、色々あるのですが、それは今度の機会にお話しさせてもらいます。
この基準を満たしていないと事業所として認めてもらえません。
 
 
〇サテライトって何?
定義としては
「利用者宅に近い場所から、より効率的に訪問看護を提供するため、待機や道具の保管、着替え等を行う出張所等(以下「従たる事業所」という。)であって、一定の要件を満たすものについては、一体的な指定訪問看護の提供の単位として、従たる事業所(サテライト)を主たる事業所と含めて指定することが可能となっている。」
だそう。
 
つまり、訪問看護の事業所から距離的に遠い利用者さんがいるときに、事業所じゃない場所でより利用者さんに近い場所に更衣や道具を置く場所として事業所を構えて、そこから訪問に行くことができますよ。そこをサテライト(出張所)として元の属している事業所に算定を上げることができますよ。ということでしょうか。
つまり、更衣とかの目的で事業所はあるけど、従業員の所属は条件を満たしている事業所になります。
 
〇サテライトって何のためにあるの?
問題はここなのですが、そもそもサテライトができた理由が、田舎や僻地など家同士が離れていて訪問するのに距離的に難しい地域に対して在宅生活に必要な医療を提供することが目的なんだそう。
…訪問看護も慈善事業ではないので採算が取れないとやっていけませんもんね。
ただ、これも地域によって異なるようで、事業所自体の基準を少し緩めに設定しているところもあれば、サテライト自体を認めてない地域もあるとのことらしいです。…複雑ですね
 
〇事業所として必要なことは?
サテライトの事業所としては元の事業所も含めて、次のことを満たしていることが承認の絶対条件のようです。
 
① 利用申込みに係る調整、訪問看護の提供状況の把握、職員に対する技術指導等が一体的に行われること。
 
② 職員の勤務体制、勤務内容等が一元的に管理されること。また、必要な場合に随時、主たる事業所との間で相互支援が行える体制にあること。
 
③ 苦情処理や損害賠償等に際して、一体的な対応ができる体制にあること。
 
④ 事業の目的や運営方針、営業日及び営業時間、利用料等を定める同一の運営規程が定められること。
 
⑤ 人事、給与・福利厚生等の勤務条件等による職員管理が一元的に行われること。
 
つまり、立地が離れていても元の事業所にいるのと同じように運営・管理をしなければいけませんよ、とのことのようです。
 
 
スタッフが遠距離移動せずに訪問先に行けるというのはスタッフへの負担が少なくなることなのでとてもいいことではないかなと思います。
 
その分、情報共有等はしにくくなってしまうのかな。サテライトが1事業所あたり、1つ前後しかないという報告もあるし、その辺りは事業所の腕の見せ所なのかもしれません。

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