訪問介護事業所の人員について、サービス管理責任者を置くこと、という規定がありました。じゃあ、サービス管理責任者って何?っていうお話をさせていただきたいと思います。
①どんなお仕事?
②なるためにはどんな資格が必要?
に分けてお話させてもらいますね!
1どんなお仕事?
サービス管理責任者というのはサービス提供プロセスの管理・マネジメントする役割を担います。
大きな役割としては3つ
1.個別支援計画の作成と従業者への指導及び助言
→客観的な評価をもとに個別支援計画を作成、それをもとに具体的な支援方法を従業員に指導・助言する。また、利用者様の状態の変化や従業員の介入状況を把握し、業務を管理する。それをもとに従業員への必要な研修や技能伝達を行う。
2.個別支援計画の作成に係る支援会議の企画・運営など
→サービス担当者会議やサービス開始前の相談に応じるなど、利用者様に関わる会議を参加・開催します。
3.関係者や関係機関との連携
→利用者様に変化があった際には、ケアマネやデイサービスなど関係機関に連絡するなどして連携を取り、状態や環境の変化を評価し、対応できるようにする。
計画書の作成義務がなかった時期もありましたが、プランをたてて実行、客観体に評価し問題点などを抽出、新たな計画を作成しなおすというプロセスが介護でも必要だということでその責任者として、サービス提供責任者というポストができたということらしいです。
2なるためにはどんな資格が必要?
サービス管理責任者になるには、
介護福祉士
実務者研修修了者
旧介護職員基礎研修修了者
旧1級課程修了者
3年以上介護等の業務に従事した介護職員初任者研修課程修了者
である必要があります。
でも介護職員初任者研修課程修了者が、サービス提供責任者を担っている場合には単位数を30%減算されてしまいます。それもあって、介護職員初任者研修課程修了者でサービス提供責任者をしている話はほとんど聞きません。
さらに、サービス提供責任者は利用者様40名に対して1名おかなければいけないという決まりがあります。3人以上常勤でいる場合は50人に1人でもいいらしいのですが、訪問周りながら、40~50人分のサービスを評価し再検討するのはとても大変な仕事です。