ー「記録に追われない看護」から「利用者に向き合う看護」へー
こんにちは!さくらの樹グループ 株式会社プラスディーです
今日は、プラスディーで進めているICT化について少しお話させていただきます。
より利用者さんと向き合える時間に集中できるような取り組みを少し聞いてください。
1現場の負担を減らすICT化の波
「看護の仕事は好きだけど、記録が多くて残業が多い…」
「訪問看護って、ひとりで訪問して孤独そう…」
そんな印象を持っている方も多いのではないでしょうか?
実は、ここ数年で訪問看護の現場は大きく変わりつつあります。
その変化の中心にあるのが、ICT(情報通信技術)の導入。
私たちの事業所でも、電子カルテやタブレット端末、オンライン連携ツールを活用することで、
業務の効率化とスタッフ同士の情報共有が格段にスムーズになっています。
2「カイポケ」電子カルテで、どこでも記録・確認
当社の訪問看護では、電子カルテ「カイポケ」を導入しています。
これにより、
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利用者宅でのバイタル測定や処置内容をその場で入力できる
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事務所に戻らなくてもiPadで記録・確認が可能
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他スタッフが入力した情報もリアルタイムで共有できる
といったメリットがあり、従来の「紙で記録 → 事務所で転記」という手間がなくなりました。
特に、緊急対応やオンコール時など、過去の経過をすぐに確認できるのは大きな安心です。
訪問の合間や移動中でも、iPadからスムーズに情報を見られることで、
「看護に集中できる時間」が確実に増えました。
3SNSツールで事業所を超えた連携
また、当社では、グループ全体でのSNSを活用した情報共有も行っています。
訪問看護・訪問介護・有料老人ホーム・クリニックの職員が
グループ内のチャットやSNSを通して、利用者さんの情報をタイムリーに共有。
例えば、
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訪問介護スタッフが傷の状態を写真で看護師に報告
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リハビリスタッフが訓練中の様子を動画で共有
- 看護師が状態をその場で他職種に共有
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医師からの指示内容を事務職が全体に伝達
といったように、多職種間での連携がリアルタイムで可能になっています。
電話での共有には直接状態や確認したいことを共有したりと利点はありますが、
他のサービスに入っていて繋がらないこともあり共有に時間がかかっていました。
SNSではそういったことがなくなり、情報を確認して聞きたいことがあれば電話、繋がらなくてもチャットを利用して電話や打ち合わせの時間を合わせるなど効率的な情報共有が可能になりました。
現場では、
「共有が早くなった」「対応に無駄がなくなった」
という声が多く、連携の質もぐんと高まりました。
4AI・自動化ツールの導入で事務作業も効率化へ
さらに、今後はAI(人工知能)や自動操作システムを導入し、
事務作業の効率化を進めていく予定です。
たとえば、
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報告書の自動作成サポート
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音声入力による記録補助
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会議議事録の自動生成
といったシステムの活用を視野に入れています。
「記録に追われる看護」から「人と向き合う看護」へ。
テクノロジーの力で、スタッフ一人ひとりの時間の使い方が
より“利用者中心”になっていくことを目指しています。
5ICT化で変わる「働きやすさ」と「チームの一体感」
ICT化というと、機械的で冷たい印象を持たれるかもしれません。
しかし、私たちが感じているのはその逆。
「記録や共有の負担が減ることで、利用者さんに向き合う時間が増えた」
「タブレットを見ながらのカンファレンスがわかりやすい」
「遠くの事業所とも情報共有できて孤立感がない」
そんな声が、現場から多く聞かれるようになりました。
ICTは、“効率化”だけでなく、
人と人をつなげるための道具でもあります。
6今後の展開ーさらに進む「スマート訪問看護」
当社では、今後さらに以下のような取り組みを進めていきます。
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AIによる看護記録要約・分析
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データ共有によるチーム医療の精度向上
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オンライン勉強会、e-ラーニングの活用
これらにより、働きやすさと看護の質の両立を目指していきます。
訪問看護が未経験の方でも、ICTのサポートがあれば安心。
困ったときはチャットで質問でき、
必要な情報はすぐに手元で確認できます。
7最後に
「紙の記録に追われていた頃には戻れない」
そう話すスタッフも少なくありません。
ICT化によって、
看護師一人ひとりが“利用者のために使う時間”を取り戻しています。
もしあなたが、
「看護の現場で、もっと人と関わりたい」
「効率的に、でも丁寧に仕事をしたい」
そう思っているなら――
今が、訪問看護の世界に飛び込むチャンスかもしれません。